MIDIキーボードを選択するときに注目したいのが付属ソフトの有無。いくらDTM関連のソフトウェアが安価になってきたとはいえ、例えばあなたが学生のような身分でしたら、あれもこれも買うのは難しいと思います。
そこで本ページでは、記事執筆時の2014年11月15日現在で、Amazonで販売している1万円以下のMIDIキーボードについて、付属ソフトウェアに重点を置いてお勧めを提示します。MIDIキーボードの弾きごこちや使い勝手は検証しません。MIDIキーボードを通じて音源やDAWを入手することに重きをおきます。
なお、あなたがDAWをお持ちでしたら、ダントツでKORG microKEY-25がお勧めです。5000円以下の価格で、一通りの音源を入手可能です。詳細は以下でご説明します。
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はじめに
MIDIキーボードを選択するときに注目したいのが付属ソフトの有無。いくらDTM関連のソフトウェアが安価になってきたとはいえ、例えばあなたが学生のような身分でしたら、あれもこれも買うのは難しいと思います。私も学生時代は、当時3万円のProphet-Vを買うだけで「大金を動かす」とガクブルした記憶があります。
とにかく安く、効率良く、できるだけたくさんの付属ソフトが欲しい!下手な音源買うよりならボーカロイドを買いたい!そんなあなたのための記事です。参考になりましたら幸いです。
そもそも1万円で購入できるMIDIキーボードってあるの?使えるの?
1万円以下のMIDIキーボードは複数あり、最安で3000円台からあります。ので、ライトユーザーの方でMIDIキーボードを購入されている方は多くいらっしゃいます。筆者も売ってしまいましたが、一時期はローランドのMIDIキーボードを使っていたことがあります。
安価に仕上がっている分、鍵盤はパコパコだったりペナペナだったりと、高価なものに劣る場合があります。ですが、データ入力用や初心者向けという点で割り切ることで十分実用可能です。もともとピアノなどを演奏されていて、鍵盤の弾きごこちを気にされるのであれば、この価格帯のMIDIキーボードは全体的に合わないと思います(筆者は全てを試したわけではないので、ここは正直わかりません)。
あなたがDAWをお持ちの場合に選択したいMIDIキーボード
あなたがDAWをお持ちの場合に選択したいMIDIキーボードは、KORG USB MIDIキーボード microKEY-25 マイクロキー 25鍵です。価格は、4360円(記事執筆時)になります。
本キーボードには、M1 Le(総合音源)、EzDrummer Lite(ドラム)、Lounge Lizard Session(エレクトリックピアノ)、Ultra Analog Session(バーチャルアナログシンセ)、Strum Acoustic Session(アコースティックギター)の各音源が付属します。この中で、特にM1 LeはKORG社往年の名シンセ「M1」を元にした、動作も軽く音が良い音源に仕上がっています。総合音源ですので、ピアノ、ストリングス、ブラス、シンセなど様々な音を集めるにも最適です。
ちなみに、同社のNANOKEY2はさらに安価で3109円(記事執筆時)です。が、こちらは鍵盤部分がゴムパッドになっていて、他のMIDIキーボードとは特徴が異なっています。少しでも「普通のキーボードを弾いてみたい」という意思があるのでしたら、おすすめしません。筆者も触ったことがありますが、鍵盤を弾いている・・・というよりはリズムマシンのパッドを叩いているような感触でした。
こちらからAmazonで販売中のKORG USB MIDIキーボード microKEY-25 マイクロキー 25鍵の詳細を確認できます(当サイトを離れます)
あなたがDAWをお持ちでない場合に選択したいMIDIキーボード
あなたがDAWをお持ちではない場合に選択したいMIDIキーボードは、AKAI professional アカイ / APC KEY 25 ABLETON Live MIDIコントローラー AP-CON-025です。価格は9979円(記事執筆時)になります。
こちらには、Ableton Live LiteというDAWが付属しており、MIDIキーボード購入と同時に音楽制作を始めることが出来ます。また、他の付属品として、Hybrid 3(バーチャルアナログシンセ)、Twist(モーフィングシンセ)とサンプル&ループ集が付属しています。
付属ソフトから考慮しても、テクノ系やクラブ系向きのパッケージといえます。そもそもAbleton Live自体がテクノクリエーターに使われることの多いDAWですので、そのようなジャンルに興味をお持ちでなければ、あまり向かないかもしれません。
なお、1万円以下のMIDIキーボードにDAWが付属する場合、筆者が確認した全てのパッケージでAbleton Live Liteでした。
こちらからAmazonで販売中のAKAI professional アカイ / APC KEY 25 ABLETON Live MIDIコントローラー AP-CON-025の詳細を確認できます(当サイトを離れます)
DAWは無いけどmicroKEY-25がいい!どうすればいいの?
あなたがDAWをお持ちでなくとも、フリーのDAWを使用すればmicroKEY-25とその音源を活かすことが可能です。お金をかけずに無料でDTMを始めるにはで、フリーDAWの話も触れていますのであわせてご覧いただければと思います。
なお、フリーDAWでMIDIキーボードを使用する場合には、環境セッティングを自力で調べて行うことになります。そのため、鍵盤を弾いて音を出すまでちょっと大変かもしれません。
今回調べた対象
今回調べた対象です。リンクを選択すると、各メーカー元に飛びます。
MIDIキーボード | 価格 | メーカー | 付属ソフトウェア |
MPK mini MK2 MIDIキーボードコントローラー AP-CON-026 | 9,980 | AKAI professional |
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APC KEY 25 ABLETON Live MIDIコントローラー AP-CON-025 | 9,800 | AKAI professional |
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Alesis MIDIコントローラ(49鍵) Q49 | 9,770 | Alesis | Ableton Live Lite 8 Alesis Edition |
iRig KEYS USBモバイルキーボード | 9,790 | IK Multimedia | SampleTank 2 L |
microKEY-25 マイクロキー 25鍵 | 4,360 | KORG |
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NANOKEY2 ナノキー 25鍵 ブラック | 3,109 | KORG |
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Keystation 49 49鍵MIDIキーボード MA-CON-022 | 9,800 | M-AUDIO |
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Axiom AIR Mini 32 MA-CON-018 | 9,800 | M-AUDIO |
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時期によって価格の変動や、販売終了などがありますのであらかじめご了承ください。また、Amazonでの価格に基づいていますので、代理店で表示されている価格は1万円を超えている場合があります。
まとめ
付属ソフトにだけ注目して、MIDIキーボードのお勧めをまとめました。実際のところ、microKEY-25はAmazonでも人気商品で、初音ミクとの同時購入をされる方が多いようです。microKEY-25にはM1 Leをはじめ、多用なジャンルを作成できる音源が揃っており、ポップス、テクノ、しっとりアコースティックな楽曲等、さまざまなジャンルの楽曲を作成していくことが可能です。そのため、DTMは初めてで、自分がこれからどんな楽曲を作っていくのかなんとなくもやもやしていて、「あんな曲もこんな曲も作りたい」というような方に向いています。
なお、筆者としては、「あのM1の音源がソフトシンセに・・・!」というおじさん発想です笑。単体パッケージで販売しているM1ソフトシンセを、別途購入して保有したほどです。ピアノやストリングスの音色がとても味わいのある音色で、80~90年代風の音になつかしさを覚える方にも向いています。
と、話がずれましたが、M1 Leを同梱したmicroKEYおすすめです。なお、単品でM1やEzDrummerを購入しようとすると1万円超えてしまうので、それだけでも十分元が取れますね。
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