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ツクモのBTOパソコン「AeroSlim」をDTM用途に使ってみて

DTM用のパソコンとして、TSUKUMO(ツクモ)が販売するBTOパソコン「eX.computerシリーズ」のうち、「Aero Slim」を2年間使用しました。故障などのトラブルは1度も無く、8万円台(2012年の価格)という安価ながら高いパフォーマンスを発揮しています。ここでは、その特徴について、DTMer観点から評価してみました。

CPUやメモリのパフォーマンスは組み合わせ次第で変わってしまいますので、今回はなるべくパソコン全体を見ての評価になります。

ご購入を検討される際には、「録音はオーディオインターフェースの使用をお勧め」ということと「ハイエンドやフルハイトの拡張ボード使用を希望される場合はAeroStreamを選択」にご留意ください。

改定履歴

  1. 2014/11/11 写真追加
  2. 2014/10/19 デザイン修正
  3. 2014/10/12 新規作成

目次

  1. はじめに
  2. Aero Slimの写真あれこれ
  3. Aero Slimの耐久性と耐埃性とメンテナンス性
  4. Aero Slimの拡張性
  5. Aero Slimの冷却性能と静音性
  6. ライン・マイク入出力
  7. Aero Slimのサポート
  8. Aero Slimの同梱品
  9. Aero Slimの付属ソフトウェア
  10. ショップとしての評判
  11. まとめ
  12. 関連項目

はじめに

DTMパソコンとして、筆者はTSUKUMO(ツクモ)が販売するBTOパソコン「eX.computerシリーズ」の「Aero Slim」を利用しています。同機がどういうものか、2年間DTM用途に利用してきてどうだったか、をご紹介します。私も、「BTOパソコンを購入したいが、どのBTOショップを選べばよいのか・・・」と悩んだときがありました。あなたも同じお考えでしたら、是非イメージをつかんでいただければと思います。

下記スペックで、購入金額は86,829円です。

  • eX.computer AeroSlim
  • OS Windows 7 Professional 64bit
  • CPU Core i7-3770(Ivy Bridge)
  • RAM 16GB
  • HDD 1TB×2(OS用、音源/楽曲ファイル保存用)
  • VGA オンボード
  • 5年延長保証
Windows Experience Index

図:Windows Experience Index

CPUパワーと潤沢なメモリのおかげで、DAWやVSTiが異常終了することなく安定動作します。DAWで曲を鳴らしながら、ブラウジングし、さらには仮想マシン上でVisual Studioを用いたプログラミングといった荒業も可能です。

主にDAWはFLStudio 10、VSTiはSytrus、UVIWorkstation、Kontakt Player、BFD、V Collection 3、MiroslavPhilharmonik、VSTエフェクトではWavesを使います。SytrusとUVIWorkstationの多重起動が多いです。

DTM用途に特化させているため、オフィスやプリンターなどの日用品は利用していませんが、このスペックではなんら問題ありません。もちろん、ニコニコ動画やYoutubeのHD動画もぬるぬる再生できます。フォルダを開くのも早く、仕事で使ったCore i3機に不満を感じてしまうほどです。

Aero Slimの写真あれこれ

筆者が撮影した写真を掲載します。生産終了したパーツもあるため、現行構成とは一部差異があります。ただ、外観や内部構造は現在も同一ですので、おおよそイメージを掴んでいただけるかと思います。

AeroSlimフロント

図:AeroSlimフロント
銀色で円形の部分が電源ボタンです。2つのUSBコネクタがあります。

AeroSlimバック

図:AeroSlimバック
縦置きにした場合は、電源プラグがあるほうが下になります。6つのUSBコネクタと、DVIとVGAの端子、またPS/2コネクタなどがあります。

AeroSlimフロント側より

図:AeroSlimフロント側より
側面に見えるフィルター状の部分がサイドファンの吸気口です。全体的に黒を基調とするシンプルな筐体です。

AeroSlim内部1

図:AeroSlim内部1
写真左側が前面で、写真上側が縦置き時に下になります。写真左下の正方形部分がDVDドライブ、写真左上はHDD、写真右上の長方形は電源ユニットです。また、本機のCPUクーラーはリテール品です。スリムケースですが、ケーブル類はすっきりとまとめられており、内部は整理されています(購入時のままです)

AeroSlim内部2

図:AeroSlim内部2
HDDは前面下方に2台設置可能です。通常は1台ですが、BTOで2台搭載するよう注文可能です。

AeroSlim内部3

図:AeroSlim内部3
サイドパネルから冷却を行う増設のファンが取り付けられています。

AeroSlim取り外し1 AeroSlim取り外し2

図:内部へのアクセス方法
内部にアクセスするには、ネジを3つ外すだけ。外した後に天板を背面側にスライドさせると開蓋できます。取り外すネジは以下の3つ。

AeroSlimねじ1 AeroSlimねじ2 AeroSlimねじ3

図:取り外すネジについて
全て背面側についています。前面側はツメで固定されています。

吸気口

図:吸気口が豊富です
吸気口が豊富で、縦置き時に上面と下面になる部分両方にあります。スリムケースは内部のエアフローが不十分で、熱がたまりやすい物が多いのですが、本筐体はそこに気が配られているようです。なお、電源の吸気は底面からになります。(縦置き使用時は付属の足を使用しますので、底面は床から浮いた状態になります)

AeroSlim動作時

図:動作時
電源を投入すると青色LEDが点灯します。暗所で使うと結構な光量だと思います。隣の赤色LEDはHDDのアクセスランプです。

Aero Slimの耐久性と耐埃性とメンテナンス性

約4000時間運用(2014/10/12時点)の間に、ハードウェアトラブルは一度もありません。

ふとんの横という、ホコリの出やすい環境ですが、側面の防塵カバーで、ホコリの侵入を防げます。購入1年以上経って初めて蓋を開けた時も内部はキレイでした。その代わり防塵カバーの部分にはホコリがたまりますので、定期的に掃除してあげてください。

フィルターのゴミ

図:ホコリがたまったフィルター(汚い写真すみません・・・)

開蓋は、上述の通り、背面のねじ止めされた蓋(横置き時に天板になる側)を外すだけですので簡単です。 ケーブルもすっきりまとめられており、スリムケースにもかかわらず、高いメンテナンス性を保っています。

下記は実家で発掘した外箱です(いろいろ貼ったりはがしたりした痕跡がありますが、何度も再利用した結果です)。

外箱

Aero Slimの拡張性

前出の写真の通り、3.5インチHDDを2台搭載することが出来るため、OS用とVSTiのライブラリ用に分けての運用が可能です。

Dドライブ

2台体制のおかげで、起動直後から機敏に動作し、音源ライブラリ読み込み時ももたつくことがありません。HDDを2台搭載するパソコンを販売する市販メーカーは無いので、BTOパソコンならではの利点です。Cドライブが破損したり、OSが不調になったとしても、Dドライブをそのまま取り外せばデータを守ることが出来ます。

USBコネクタは8スロットと標準的な装備ですが、PS/2コネクタがあるため、8スロットすべてをDTM用途に使うことが可能です。USB-オーディオインターフェースやUSBドングルを使用予定の方に大変お勧めです。筆者はUSBドングル2つとUSB-MIDIインタフェースなどを使用しており、将来的にはMIDIキーボードも加える予定です。

本モデルの拡張スロットは、ロープロファイルのみ対応です。電源出力も300Wですので、グラフィックボードはローエンドの使用が前提となります。 UAD-2のPCIeモデルなどを使用されたい場合、最新のゲームをプレイするためにグラフィックボードの利用を希望する場合は、ミニタワーモデルの「AeroStream」をお勧めします。

なお、前面にカードリーダー搭載も可能です。

Aero Slimの冷却性能と静音性

Intelのリテールクーラーと12mmの側面冷却ファン(オプション)を使用しており、筐体内の冷却性能は高いです。Ivy Bridge(現行のCPUはIvy Bridgeよりも後発で、より優れた性能を持つものです)は発熱しやすいCPUですが、多量のVSTiを動作させても40度前後の温度を保ちます。

温度

図:平常時CPUコア温度(CPU稼働率1% Core 1 27度、Core 2 30度、Core 3 37度、Core 4 34度、室温 21度)

高い冷却性能の反面、どうしても冷却ファンの動作音があります。特に深夜はファンの動作音が聞こえますので、そのような時間に宅録を行う歌い手さんは気になるかもしれません。一般的なパソコンの範囲での動作音ですが、高い静音性にこだわる場合にはご留意ください。

ライン・マイク入出力

AeroSlim前面その2 AeroSlim背面その2

入出力は前面、背面ともにありますので、あまり抜き差ししないスピーカー等は背面、頻繁に抜き差しするヘッドフォンなどは前面にと使い分けができます。もちろん、ヘッドセットを用いてのスカイプ通話やUSTREAM配信も可能です。筆者は、スカイプ通話をそのままUSTREAM配信したこともあります。

ギターやシンセサイザーの録音を行う場合には、直接ライン録りも可能ですが、パソコン特有のノイズや音痩せが生じます。こればかりはどのパソコンでも回避できませんので、本機のUSBコネクタの多さを生かして、USB-オーディオインターフェースの使用をお勧めします。

Aero Slimのサポート

幸い故障経験が無いため、ツクモのサポートを利用したことがありません。その評判を求めている方にはごめんなさい。

筆者は1年間通常保証のほかに5年間延長保証(現在は3年間)も契約しています。延長保証は、通常利用での破損のほかに、火災や地震などの天災による破損も無償修理の対象になる珍しい保証です(地方自治体発行の罹災証明書が必要になります)。

修理できる場合には修理を、修理できない場合には、購入金額と使用年数に応じたポイント保証となります。

修理不可能時の保証額(eX.computer延長保証 (PC本体 3年保証)より引用)

補償申請日 ポイント補償限度額
購入日より1年未満 商品金額(税抜き)の80%
購入日より1年以上2年未満 商品金額(税抜き)の60%
購入日より2年以上 商品金額(税抜き)の40%

延長保証は保証料(2160円~)が必要です(例えば、10万円のパソコンの3年延長保証料は5,940円です。結構値が張るように感じますが、ドスパラは9,988円ですから安いほうです)。安く抑えて早々に乗り換えをされる方には1年間の無料通常保証をお勧めします。

サポートについて(当サイトを離れます)には、よくある質問集や修理手続きなどの詳細が掲載されています。「電源が入らない」など基本的な質問について、写真付きで解説されてるのでとても親切です。

なお、「BTOは壊れやすいのでは?」と不安を抱かれているかもしれません。 しかし、無償修理を提供しているのに、壊れやすいパーツを提供していては商売赤字です。 加えて、パソコンは消耗品ですから、どんな高級品でも壊れる時は壊れます。 だからこそ、安価なBTOを選択し、数年で最新機種に乗り換えるのが良いと思います。

初期不良に関する話題はTSUKUMOにおける購入前の機種選択や初期不良時の対応方法についてをご覧ください。

Aero Slimの同梱品

付属品は簡単な資料と、再インストール用のOSディスク(購入時の見積もり次第)になります。購入直後に電源を入れれば、Windowsの最初のセットアップを行うだけですぐに使用できる状態となっており、どなたでもすぐに使用できます。

モニターは付属しませんので、お手持ちのモニターがない場合にはご注意ください。専用のモニターを用意できない場合には、液晶テレビをモニター代わりにお使いいただくことをお勧めいたします。

Aero Slimの付属ソフトウェア

セキュリティーソフト(マカフィ)の90日体験版(現在はカスペルスキー)と、HDDバックアップ用途のeX.Backup2のみです。その他のプリインストールソフトウェアは一切ありませんので、パソコンの全てのリソースをDAWやソフトシンセに注力することが出来ます。

セキュリティーソフトについては、購入時に同時購入可能で。プリインストールされた状態で出荷してもらうことも出来ます。納品後すぐにネットに接続し、各種ソフトシンセのオーソライズを行うことが可能です。

ショップとしての評判

ちなみに、購入を検討されているあなたが気にされる点の1つとして、ショップの評判があると思います。筆者がネット上での口コミや評判を検索すると、TSUKUMOのことを好きだという意見や、信頼しているという意見を見受けられます。

音楽素材屋はなぜそのDTMパソコンを選んだのかでも触れていますが、最終的に購入の決め手になったのはショップの評判でした。現在までトラブルなしですから、ショップの評価をするのは難しいものの、パソコン本体に大変満足しています。

なお、まったくの余談ですが、つくもたんというマスコットキャラが存在し、BTOユーザーや自作ユーザーに愛されています。

まとめ

主にDTMに関わりそうな点でAeroSlimのレビューをしてみました。要点をまとめると以上のようになります。

  • シンプルですっきりとしたスリムケース
  • 内部にホコリが侵入しにくい構造
  • 蓋を開けやすく高いメンテナンス
  • HDDを2台搭載可能
  • 高負荷時も側面のファンを用いた高い冷却性能
  • 3年延長保証で修理不可の故障時はポイントでの還元
  • セキュリティソフトプリインストールで到着後即利用可能

なお、eX.computerシリーズのご購入を検討される場合には、「録音はオーディオインターフェースの使用をお勧め」ということと「AeroSlimはスリムケースなので、拡張ボードはロープロファイル限定」の2点にご留意ください。もし、フルハイトの拡張ボードを使用される場合には、AeroStream系列の購入をおすすめします。

TSUKUMOのBTOパソコンは、パーツが厳選されており、BTO初心者の方でも購入しやすいのが特徴です。国内製造で最短3営業日で出荷されるほか、数1000円相当のポイントがつく場合もあります。DTMパソコンをお探しでしたら、筆者はAeroSlimをお勧めします。

下記リンク先ページでは、CPUの型番によってリンクが分かれていますので、お好みのCPUを選択して詳細をみてみてください。DTM用途にはCore i5かCore i7(オーバークロックしない場合はK無し)をお勧めします。ハイエンドなグラボを積みたい場合は、ミニタワーのほうをご覧ください。

こちらからTSUKUMOのAeroSlim(スリムケース)を確認できます(本サイトを離れます)

こちらからTSUKUMOのAeroStream(ミニタワー)を確認できます(本サイトを離れます)

TSUKUMOのBTOパソコンで購入前後に関する不安はありますか?TSUKUMOにおける購入前の機種選択や初期不良時の対応方法についてもあわせてご覧ください。

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