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低スペックパソコンでDTMをやるには

2014年現在、DTMに必要なパソコンスペックは2GHz以上の2コアCPU、2GBのメモリ、そして20GB以上のHDD容量(+OSなどの容量)です。

本記事では、上記最低スペック環境かそれ以下の環境でDTMをやる方法として、従来のMIDI音源を主力にしたDTMの方法を提案します。

改定履歴

  1. 2014/10/19 デザイン修正
  2. 2014/05/06 新規作成

目次

  1. はじめに
  2. 10年前なら950MHz256MBのパソコンでもDTMが出来た
  3. 現在のDAWの必須スペックはどのくらいか
  4. 低スペックパソコンではMIDI音源の使用を考える
  5. 低スペックパソコンではVSTiはオーディオ化する
  6. まとめ
  7. DTM用パソコンの更新を考えたら
  8. 関連項目

はじめに

DTM用途のパソコンスペックについて考えるでは、2014年現在で快適にDTMをするためのパソコンスペックについて考えてみましたが、買い替えなんて簡単にはいかないはず。そこで、低スペックなパソコンでもDTMをやるための方法について考えてみます。

結論から言うと、低スペックなパソコンでもDTMは出来ます。ただ、やれることが限られてしまいます。

ちなみに、このページでは現在流通しているDAWの最低動作環境に満たないパソコンを低スペックなパソコンと定義します。後述しますが、2GHz以上のデュアルコアCPU、2GBのメモリ、そして20GB以上のHDD容量以下のスペックを持つパソコンを低スペックとして扱います。

10年前なら950MHz256MBのパソコンでもDTMが出来た

このスペックはちょうど10年前に筆者がDTM用途に使っていたパソコンのスペックです。パソコンと連携した音楽制作は1990年代には登場しており、極論を言えばその時代のPCでも十分にDTMが出来たわけです。

ただし、当時のDTMと現在のDTMでは大きくスタイルが異なっています。1990年代のDTMといえば、ローランドのSCシリーズやヤマハのMUシリーズといった、いわゆるMIDIハード音源とパソコンを接続し、パソコンからMIDI音源にMIDI情報を流すことで、MIDI音源が発音するといった方式でした。現在のようなソフトシンセをVSTiで鳴らすというスタイルとは大きく違うものです。

現在のDAWの必須スペックはどのくらいか

2014年現在の主要なDAW(Digital Audio Workstation)の動作環境を調べてみました。いずれもWindows下での必要スペックになります。

DAW CPU RAM HDD 特記事項
Cubase 7 Intel Dual core プロセッサー 2GB 8GB Windows 7以降。インターネット接続環境
Sonar X3 Intel Core 2 Duo E8200以上 2GB 50GB Windows 7以降。インターネット接続環境
FL Studio 11 2GHz以上のCPU 1GB 1GB Windows XP以降。
Studio One 2 profesional Intel Dual core プロセッサー 2GB 20GB Windows XP以降。
Singer Song Writer 10 profesional Intel Dual core プロセッサー 2GB 17GB Windows XP以降。
Singer Song Writer Start Intel プロセッサー 800MHz 512MB(XP) 1.5GB Windows XP以降。

※動作環境はサウンドハウスの表記に基づきます。

ここから、各DAWをそれなりに満足に使うためのスペックを割り出すことが出来ます。DAWを用いる場合は、おおよそ2GHz以上のデュアルコアCPU、2GBのメモリ、そして20GB以上のHDD容量です。実際には、これにOS分なども加算されますので、もう少し高いスペックが要求されるでしょう。

最後に書いたSinger Song Writer Startは、市販の楽曲制作ソフトでもっともスペックの低い環境で動作すると予想されるソフトの一つです。 ただし、Singer Song Writer Startは、VSTiなどを扱うことができませんので、SonarやCubaseに比べて、できることは大きく限られています。

低スペックパソコンではMIDI音源の使用を考える

もし、あなたが現在使用しているパソコンが、上述のスペックよりも著しく低いのであれば、DAWとソフトシンセを用いた快適な楽曲制作は難しいといえます。その場合は、外付けタイプのMIDI音源を使用してみましょう。MIDI音源は豊富な音色が収録されており、独特の味わいを持った楽曲作成が可能です。パソコンにも負荷をかけないため、どのような環境でも使用できる利点があります。

比較的新しいMIDI音源はUSBコネクタがあり、USB接続が可能です。一方、USBコネクタが無い古いMIDI音源はUSB接続ができないため、USB-MIDIインターフェースの使用が必要です。USBコネクタの無い古いMIDI音源とパソコンの接続については、こちらこちらで詳細に説明しています。

低スペックパソコンではVSTiはオーディオ化する

もし、あなたが現在使用しているパソコンが、上述のスペックよりもやや低い程度あれば、場合によってはDAWとVSTを動かすこともできるでしょう。ただし、VSTを使用したトラックが増えれば増えるほど、動作が重くなり楽曲制作もままならなくなるはずです。

そのような場合には、VSTiのトラックはオーディオ化してしまい、VSTiのトラックはフリーズ機能を用いるなどして使用しないのが良いです。オーディオトラックだけならば、複数のトラックがあっても処理は出来るはずです。もしそれも難しいようでしたら、やはりDTM音源を用いた環境での作曲を検討してください。

なお、筆者はこの環境でSinger Song Writer 7とSynth 1などのVSTiを使用していました。SynthEdit製など軽量でフリーのVSTiなどならば動作するでしょうが、現在は動作の軽いDAWを探すほうが難しくなりました。すでに開発が止まっているようなフリーのDAWを探せば、低スペックなパソコンでもそれなりにVSTi/VSTeffectが使えそうです。

まとめ

低スペックなパソコンでDTMをやる方法について考えてみました。最近のDAWが要求するスペックについても調べてみましたが、もうデュアルコアCPUが当たり前になってしまいました。それ以前のPCは、延命させようにもどんどん用途が無くなっていく一方ですね。

最新のソフトシンセに比べると、MIDI音源の音は確かに劣ります。ただ、一方で味のある音が出るので曲のクセ付けになることもあります。PCのスペックに限らず、特徴のある音を出したい方などにもMIDI音源はお勧めです。

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