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あなたの同人音楽をM3等のイベントで売るための戦略

あなたの同人音楽をM3などのイベントで1枚でも多く売る方法を考えてみます。

極論を言うと、音楽の質にこだわるより、如何にイベント来場者にあなたのことを知ってもらったか、にかかっています。 動画やソーシャルネットワークを駆使して、イベント前日までに知名度向上に努めるべきです。

なお、本文では触れていませんが、いわゆるあなたが所属する「クラスタ(グループ、身内)」に宣伝してもあまり効果がありません。 身内は「お付き合い」としての購買意欲がありますが、人数は限られますから拡販にはつながりにくいと思います。 それよりも、あなたのことを知らない人達に宣伝をしていくほうが拡販につながると筆者は考えています。

改定履歴

  1. 2015/02/07 初版掲載(当初筆者ブログに掲載した内容を再編したものです)

目次

  1. はじめに
  2. 事前の戦略がほぼ全て
  3. オリジナルか二次創作か
  4. ターゲットとする購買層の目当てのサークルの1つに
  5. 前日まで可能な宣伝は全て行う
  6. イベント当日の戦略その1
  7. イベント当日の戦略その2
  8. まとめ
  9. 関連項目

はじめに

筆者の経験を元に、M3などのイベントでCDを売る方法を考えてみました。 ちなみに同人音楽CDの作り方は、あなたが同人CDを販売するまでの7つのプロセス、かかるお金の話はあなたが同人CDを販売する上で考えるべき費用の話にまとめています。

基本的に、「たくさん売るためには知名度を高くする」という結論に行き着きます。 極論を言ってしまうと、多少音割れしてようが知名度が高ければ売れますし、どんなにきれいな曲を書こうが知名度が無ければ売れません。

なお、「売るための戦略」というテーマで書いていますので、同人音楽でそこまでやるか!って話かもしれません。 以下、一つの方法論としてお読みいただければ幸いです。

事前の戦略がほぼ全て

まず、同人音楽CDを売るためには、イベント前日までにどれだけ認知してもらったかがほぼ全てだと思います。 酷な言い方をすると、イベント会場に来るほとんどの人はあなたのことを知りませんし、興味も持っていません。 ので、CDを並べたらほっといても売れるだろうは通用しません。

そもそも、M3でも1000サークル以上の出店があり、開催時間もわずか数時間です。 その中で、「ご覧ください!買ってください!」なんて声を張り上げても、数枚まぐれであたればいいほうだと思います。 イベント会場で初めて知ってもらうのでは厳しいです。

ので、極力イベント前日までに、一人でも多くの人に自サークルのことを知ってもらうべきです。

オリジナルか二次創作か

ここでは、二次創作で金儲けがどうこうとか著作権がどうこう、という点は議論の対象外です。 あくまで机上論として、ご覧ください。

自サークルを知ってもらう一つの戦略は、オリジナルではなく二次創作作品を用意することです。

合理的に判断すれば、オリジナルより二次創作のほうが元作品の知名度を利用できる為、事前宣伝が弱くとも売れる可能性が高まります。 ただ、二次創作の多い分野に出れば、競合も多くなるのでやはり宣伝も必要になってきます。 (例えば、東方なんかは未だに競合の多い「レッドオーシャン」状態だと思います)

ただ、オリジナル作品で売りたいと考える方は多くいらっしゃると思います。 ちなみに、私はもちろんオリジナルで売りたい層です。

オリジナルで売る場合には、買われやすい曲を書くべきです。 インストよりは当然ボーカル入りですし、ボカロを使うのが良いかもしれません。 キャッチーなフレーズや、ジャンル、コード進行なども考慮すべきかも。

と、ここまでやるとなんだか大手レーベルみたいですね。

なお、個人でやるよりはコンピ物のほうが売れやすい傾向にあると思います。 コンピの参加者には、それぞれそのファンがいるためです。 加えて、コンピのテーマなどに話題性があれば、ソーシャルネットワークでの情報拡散も期待できるからです。

ターゲットとする購買層の目当てのサークルの1つに

作品を作る上で、どういった購買層なのか(どういう購買層を狙うのか)考慮することは大切だと思います。

私が参加したM3に限っての話で言えば、購買層は10~30代ぐらいまでの男性が多いように感じます。 (たまたま、私のスペースに来る方がそうかもしれません) 賛否両論あると思いますが、売り子から声をかけられるのを嫌う(対応が苦手)と感じていらっしゃる方も少なからずいます。 あなたが、アパレルショップや家電量販店に行った際に、店員が寄ってきて売り込まれるのを経験して、どう感じるかを考えてみるのも良いと思います。

加えて、目当てのサークルがあって参加される方も多いと思います。 そういった層に「どうぞ買ってください!!」というのは、効果が無いどころか逆に近寄りがたい雰囲気になるのでは?と感じるのです。

ツイッターなどを見ていると、参加者の多くは事前にサークルチェックされている方が多くいらっしゃいます。 やはり事前に目当てのサークルの1つに入れてもらうべきです。

前日まで可能な宣伝は全て行う

というわけで、(あなたが「宣伝なんかいらない!顧客は良いものを選ぶ!」という匠のような考えをお持ちでなければ)事前認知を高めるために可能な宣伝は全て行うべきです。

M3のケースでは、当然ですが、参加サークルリストが発表された時点で、公式サイトは完成させておくべきです。 試聴用楽曲の公開については、毎日1曲ずつ公開するほうが、(姑息ですが)サイトに足しげく通ってもらえ、サークル名を覚えてもらいやすくなります。

趣味で行われているネットラジオなんかにも可能な限り参加させてもらうべきですし、ツイッターなども宣伝ツールとして利用すべきです。 ユーストリームなどを駆使して、あなたがどんな作曲者なのかを知ってもらうのも良いのかもしれません。

なお、宣伝しまくって広告至上主義になると、一定数はあなたのことを嫌いになる人が出てきますので、ここは塩梅が難しいところです。 ちなみに個人的には、ついったーで自分のCDを定期的に自動ツイートするのは「無し」だと考えています。

イベント当日の戦略その1

ここまでやってイベント当日の戦略です。 以下の策があります。

  • 自スペースにスペース番号(「あ1a」みたいなあれ)は必ず掲示すること
  • 特徴的なスペースであること
  • 欲しいと思わせるジャケット画像
  • (狙う客層とは異性にあたる売り子を1人は配置すること)

まず、割り当てられたスペースのスペース番号は必ずわかりやすい場所に掲示すべきです。 「サークルのログを示せば買い手はわかってくれる」と思うかもしれませんが、だいたいわからないのがオチです。 スペース番号がわからないと買わずに素通りされる可能性がありますから、そういった顧客を逃がしてはいけません。

次に、買ってもらうためには、必ずスペースに立ち寄ってもらう必要があります。 声かけだけでスペースに立ち寄ってもらうのは難しい為、ビジュアル的に寄ってもらえるような施策が必要です。 また、ジャケット画像は欲しいと思わせるもの(キャラ絵?)が良いと思います。 ジャケ買い層を狙えます。

特にいつも無表情になりがちな男性だけのスペースは注意が必要です。 スペースでむすーっとした雰囲気をかもし出すと立ち寄り難くなります。それよりなら男女混成での売り子を配置すべきだと思います。

イベント当日の戦略その2

イベント当日は、試聴用のキットは必ず用意します。

音楽を売る利点は、楽曲が作者によって独自性があり、とても売りやすい商品だと思うことです。 ですので、楽曲を聞いてもらえれば、それが買うかどうかの判断材料になります。 たとえ売り子の方が口下手で営業センスがなくとも、楽曲が営業の役割を果たします。 ので、スペースに立ち寄ったお客さんに売り込む必要はありません。その代わり、ユーザーがどういった商品を欲しがっているのか、等サポートをしてあげてください。

注意して欲しいのは、やたらクセの強いヘッドフォンを用意したり、自分好みのEQ設定にしないこと。 私の経験として、試聴したら、やたらハイファイな設定が施してあり、耳が壊れるかと思ったこともありました。 なるべくフラットな音を聞いてもらうのが良いと思います。

なお、やたら高額なヘッドフォンを用意する必要なく、音源も192kbpsのMP3なんかでも良いと私は思います。 なるべくユーザーが普段視聴する環境にあわせるのが、ユーザー思いだと思います。 そもそも会場の雑音はありますから、シンバルの抜け感とか、腹に響くキックだとかあまりよくわかりません

まとめ

と、考えたことをもろもろ書いてみました。

J-popは売れないなんて騒がれて久しいですが、音楽が売れない時代だから、同人音楽CDも売れない、ということは無いです。 (もちろん、J-popと同人音楽では絶対的な販売枚数は異なるので、1対1での比較はできませんが)

本記事内容を参考にして、あなたの同人音楽CDが売れなかったとしても責任はとれませんw が、もしCDを売りたいとして、この記事に検索流入されてましたら、一つの方策として参考になれば幸いです。

関連項目

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