近未来的音楽素材屋3104式

このサイトについて | サイトマップ | お問い合わせ

近未来・サイバー・SF・トランス風のMIDI/MP3/OGG/AAC/FLAC音楽素材を配布するサイトです!ゲームや動画のBGM素材にお使いください!

近未来的音楽素材屋3104式 > 3104式 読み物トップ > あなたが同人CDを販売する上で考えるべき費用の話

あなたが同人CDを販売する上で考えるべき費用の話

同人音楽CDを作成しようとしたときに必要は費用もろもろについてご紹介します。 ここでの事例は、実際に筆者がコンピCDを作成し、M3で頒布したときの経験に基づき、少しぼかした上で算出しています。 筆者は業者を利用して100枚製造しており、おおよそ数万円の費用がかかっています。

もし、もっと大量の製造を行って利益も大きくなってくると、あなたの税金に関わってくる可能性があります。 「副業」として本格的にやるならば、あらかじめ会社の就業規則などは確認しておくことをお勧めします。

改定履歴

  1. 2015/02/07 デザイン修正
  2. 2014/03/16 初版掲載

目次

  1. はじめに
  2. CD製造にかかる原価
  3. イベント参加にかかる費用
  4. 委託に関わる原価
  5. その他雑費
  6. 税金のお話
  7. まとめ
  8. 関連項目

はじめに

同人CDとはいえ、その制作には費用がかかります。採算度外視でも、ある程度の利益を見込む場合でも、その製造コストをきちんと把握しておくことが大切です。ここでは、あなたが業者委託でCDを作成し、音系・メディアミックス同人即売会[M3]での販売や、ショップでの販売委託することも視野に入れ、そこにかかる費用について紹介します。なお、費用の例については、筆者が主催したTHE BATTLE MODEを参考に、少し脚色して算出しています。

CD製造にかかる原価

Wikipediaによると、原価とは「特定の目的を達成するために消費される経済的資源を貨幣で測定したものである」と紹介されています。簡単に書いてしまうと、あなたが同人CD1枚を完成させるために支払う必要のある費用のことです。例えば、業者発注にてCD(CD-R)を作成した場合、1枚あたりの原価はおよそ400円の費用がかかっています。この400円のうち内訳は以下の通りです。

CDデータコピー代70円/1枚
レーベル面印刷代60円/1枚
ブックレット印刷代210円/1枚
CDケース代20円/1枚
各種組み立て・封入代 30円/1枚
発注時の元データ送料720円
費用支払い時の払込手数料620円

これらの総計を取り、そこから1枚あたりで除算した結果がおおよそ400円になります。これは筆者のケースであり、発注業者や発注内容等で変わりますので、あくまで1例として参考になれば幸いです。

通常、CDのような商品は、大量生産することで1枚当たりの原価を下げることが出来ます。しかしながら、大量生産の場合には大量の在庫が発生する可能性があるため、CD制作に初めて挑戦される方にはお勧めできません。多少の在庫は・・・と思われるでしょうが、在庫は企業を倒産させるほどの力を持ちます。最初は、赤字前提となっても、イベントとそのあと通販で売り切ることが出来る単位での製造をお勧めします。

なお、手焼きであれば、バルクのCDとケース、プリンターとインクを準備すればよいため、少量生産であれば、業者発注よりは安く済む可能性が高いです。しかしながら、その作業のために、あなたは1日付きっ切りでCDの準備をすることになるかもしれません。あなたがかけられる時間のコストととの相談になります。

イベント参加にかかる費用

M3などに参加するならば、参加費用や参加に関連する費用が発生します。筆者のケースでは、具体的には以下の通りです。

イベント参加費用5300円
搬入費2400円(往復)

大きな費用が発生するのは、イベント参加費用です。仮にCD売り上げで完全に黒字を目指すならば、CDの原価にイベント参加費用なども上乗せする必要があります。

また、無視できないのが、CDの輸送費とあなたの移動代・昼食代です。特に遠方からの参加となるとこの費用だけで大きな額になるはずです。

イベント会場までの交通費3000円
昼食/飲み物代など1000円

委託に関わる原価

あなたがもしショップに同人CDを委託するならば、そこにも費用が発生します。ただし、委託の際に発生する費用は輸送料だけかもしれません。その代わり、無視できないのが販売時の手数料です。

販売時の手数料は、1枚のCDが売れるたびに、そのCDの価格の一部として転嫁されることが一般的です。例えば、筆者が委託していると株式会社虎の穴では、販売価格のうち30%が販売手数料になります。

委託業者への搬入費1200円
販売手数料30%/1枚(株式会社虎の穴の場合)

その他雑費

ここまでの項目は、一般的に発生しする費用です。この他に考えれられる費用としては、以下のようなものがあげられます。

会場設営の為の準備費-円
企画参加者への無償譲渡が発生する場合の輸送費-円
企画参加者への謝礼が発生する場合の礼金-円
その他事前準備時の直接費用に換算できない部分-円

上記項目のうち、「その他事前準備時の直接費用に換算できない部分」とは、あなたが同人CD作成に費やす時間のことです。 多くの準備期間が発生しますので、その間の機会損失は経験と引き換えに割り切るしかありません。

税金のお話

当然ですが、あなたが同人CDで大きな利益を得た場合には税金が発生します。 通常、あなたが会社員として会社から給与をもらっていれば、20万円までの収入は雑収入扱いとして確定申告不要です。 ですが、それを上回る収益が発生するようであれば、確定申告の義務が発生し、税金の額が異なってきます。

一方、CDが赤字になった場合には、それを申告することで税金の還付を受けられる可能性があります。たとえ黒字になっても赤字になっても、発生した費用は領収書とともに管理しておくのが良いでしょう。

なお、理解の無い企業では、同人活動を「副業」と捉える向きもあり、社内でのトラブルに発展する可能性があります。 CD頒布以外にも、有料での楽曲制作などを請け負っていると20万円を超える収入が発生することは十分考えられますから、あらかじめ就業規則などは目を通した上で活動した方が良いです。

部下が土日に「イラストレーターの副業」をしていた! どうやったら止めさせられるか | キャリコネニュース(リンク先は当サイト外です)

まとめ

同人CD作成時に発生する費用について、簡単にご紹介しました。特に初めて同人CDを作ろうとしている方に、どの程度の費用が必要なのか参考になれば幸いです。

残念ながら筆者初のコンピレーションアルバムである「THE BATTLE MODE」は赤字企画であり、企業であれば不採算部門として切り捨てられる運命にあります。しかしながら、生じた費用を記録しておくことで、どこにコスト削減の余地があるのか、等を再考することができました。そもそも本格的な利益を目指している企画ではありませんが、そこから様々な創意工夫していくことも、企画物の楽しみかなとは思う次第です。

関連項目

あなたが同人CDを販売するまでの7つのプロセス

あなたがDTMを嗜むのであれば、同人CDを作りたいと考えたこともあるはず。 本ページでは同人CDの作り方について、7つのプロセスに分けて紹介します。

あなたが同人CDを販売する上で考えるべき費用の話

もしあなたが同人CDを作ろうとしたら、いくら費用が必要なのか気になるはず。 本ページでは、筆者が実際の企画を経験する中でどの程度の費用が生じたか等を紹介します。

あなたの同人音楽CDをゆっくり試聴してもらえるCD委託専門店に行ってきました

あなたの同人CD委託先として、TOKYO FUTURE MUSICさんはいかがでしょうか。 ゆっくりとあなたの曲を聴いてもらえる、そんなお店作りをされています。今回筆者も遊びに行ってきましたので、ご紹介します。

もしもあなたの同人音楽CDを海外に発送することになったら

筆者が海外にCDを発送した経験を踏まえ、郵便局のEMSを使って海外に小包を送る方法を紹介します。

copyright (C) 近未来的音楽素材屋3104式 since 2005
文章の無断転載を禁じます。

ページトップへ戻る